人工知能の将来性について
どうも!たつのすけです。
最近、人工知能が急成長していることで世間では「自分の仕事が奪われるんじゃないか…」と不安の声をよく聞くようになりました。
中には人工知能によって人類が滅亡するかもしれないと唱える人もいますね。
本当にそんな事が起こるの?
それはいつ?
不安に思う気持ちも分かりますが、人工知能は間違いなく私達の生活を“より良いもの”へと導いてくれる『生涯の相棒となりうる存在』だと私は考えます。
今回は人工知能に関するニュースをまとめつつ、人工知能の魅力について書いて行きたいと思います。
人工知能は世界共通のビッグテーマでもあるので、是非最後までお付き合いください。
人工知能ブーム再来の理由
人工知能ブームは周期的に訪れるのですが、今回再びブームが訪れたのにはディープラーニング(深層学習)の劇的な成長があったからでしょう。
ディープラーニング自体は前々から研究されていたのですが、実際に使えるようになるには「莫大なデータ量」と「超ハイスペックなコンピュータ」が必要だったため、当時の人達にとっては手に余る代物でした。
しかし近年はインターネットの技術が劇的な速さで進化しており、最低限必要な情報収集は可能となっただけではなく、現在ではこれまでとは比べものにならない程にコンピューターの処理能力が上昇しています。
結果、人工知能に必要なデータが簡単に集まる様になり、集めた莫大なデータを高速で演算できるようになったことで人工知能の研究が加速的に進んだわけですね。
人工知能によって既にできるようになったこと
音声を使った本格的なサービスが可能となった。
人工知能の音声サービスと言えばiPhoneで有名な「Siri」等がありますが、最近では「AIスピーカー」という物も人気が出始めていますね。
AIスピーカーはその名の通り、筒状のスピーカーにマイクと人工知能が搭載されたものです。
これによりテレビやエアコンや電気など、普段身近にある様々なものが“音声のみ”で操作できるようになりました。
またAIスピーカーとは別に、一部の企業ではユーザーと担当者の間の“繋ぎ役”として電話サポート受付を人工知能に担当させることで、人件費の削減と効率化に成功しているようです。
独自の画像解析サービスを開始。
画像認識能力が飛躍的な進化を果たしたことで、画像そのものが“何であるか”を見極めれるようになりました。
簡単に言うと、コンピュータが犬の写真を見て「犬」と判断できるようになったわけです。
一見地味な事にも思えますが、このおかげで話題の自動運転車や医療事業への参入が本格化したわけですから侮れません。
この解析能力があまりにも凄すぎて、ボタン一つで人工知能が動画に映る人物の顔を全く別の人物に変えてしまう事できる「フェイクポルノ」が誕生した次第…。
いやぁ、凄い時代になったもんです(笑)
人工知能によって近々できるようになること
患者の診断を人工知能が担うようになる。
これまでは病院では診断に時間を割かれ、込み合っているときなんかは1時間以上待たされることもザラですよね。
その間に症状が悪化し、更に危険な状態になってしまうことも多々ありました。
しかし、人工知能なら莫大なデータ(知識)をクラウドで管理し、高度な画像解析能力で即座に診断結果を医師に伝えれるようになります。
これからは待ち時間の間に人工知能が診断を行い、最も危険な状態にある人から順番に治療を行う事ができるようになる訳です。
交通機関の一部が自動運転に変る。
2020年東京オリンピックに向け、国をあげて自動運転車の開発を急ピッチで進められていますが、やはり全ての一般車を自動運転化するにはまだまだ問題を抱えているのが現状です。
しかし、決められたルートを決められた時間で走るバスに関しては、既に海外での研究が実用レベルにまで進んでいることを考えれば、無人バスの導入は決して難しいことではありません。
そうなれば日本各地で抱えているバス運転手の人手不足も解決され、正に一石二鳥。
日本の公道では無人バスのサービスが当たり前となる日が来るのは、そう遠く無いかもしれませんね。
最近の人工知能ニュース
「記憶力の向上方法」を人工知能が発見。
人間の脳は非常に複雑にできているため、人が完全に理解するには膨大な時間が必要だといわれています。
「なら機械に理解させてやればいい」と、ペンシルヴェニア大学の心理学者は機械学習を使って人工知能に記憶の仕組みを解読させました。
結果、人が物事を記憶する時のパターンと忘れる時のパターンが判明し、ベストのタイミングで人間の脳に直接電気信号を送る事で「記憶力の向上」を図れるように。
まだまだ完全ではないものの、これは医学的に見てもとんでもない発見です!
記憶障害や認知症に対する希望の光になるのではないでしょうか。
診断正確度テストで人工知能が11人の医師に勝利
こちらも医療に関するニュースですね。
乳がんの転移を調べる診断正確度テストの成績で、11人の医師よりも何と人工知能の成績が良かったという結果が出ました!
最も成果の良かった人工知能はディープランニング技術で、より細かく乳がんの移転がある可能性の範囲を示すことに成功しています。
通常の医師が約30時間は掛かるものを、人工知能はそれを“秒単位”でやりとげてしまったというから驚きです。
この結果に対し、日本の医師も『業務の一部をAIに任せ、大事なところは人の手で行うようになっていくのでは』と発言していました。
全ての医師が人工知能に代わる事は無くても、業務が効率化することで医師の手が空くようになり、自ずと救える命が増えるのではないでしょうか。
人工知能の発展が人類の未来を作る!
以上、人工知能の魅力について語らせていただきましたが、いかがでしたか?
今紹介したのもあくまでも“一部”でしかありません。
確かに、人工知能によってこれまでは当たり前だと思っていた仕事が無くなる可能性は否めません。
ですが人工知能によって雇用が奪われても、また新規の雇用で更にその倍の雇用が生まれるとも言われています。
自動運転車に関しても同様。
いくら自動運転化が進んでも完全に無人になるのは当分先のこと。
寧ろ自動運転技術を補助として使う「ロボネコヤマト」のように、これまで必要とされていたドライバースキルや土地の知識が無くても、“誰でもドライバー雇用できる”メリットによって、お年寄りや女性でも活躍できるようになります。
人工知能は株式市場でも、注目テーマ株ランキングで常に上位にいることから、非常に人気のあるテーマ株だということが分かりますね。
今後も私達が想像できない程の速さで進化を続け、またとんでもないニュースが出てくるのを楽しみにしています。