テンバガーとマザーズ市場について
どうも!たつのすけです。
皆さんは今のご投資状況に満足されていますか?
『思っていたよりも稼ぎがない』『ドカンと一発、大きな山を当ててみたい』
それなら思い切って、マザーズの大化け期待の低位株で「テンバガー」を狙ってみては如何でしょうか。
市場では毎年平均して約8銘柄がテンバガーを達成しており、過去5年以内で見れば、株価20倍以上になった大化け銘柄も“わんさか”とあります。
中でもマザーズ市場には大化けの可能性を秘めた銘柄が数多く存在しており、いくつもテンバガー銘柄が誕生してきました。
今回はマザーズの銘柄に焦点をあて、テンバガー銘柄の特徴や選び方、実際に投資をする際の注意点などを紹介していきたいと思います!!
マザーズの魅力は何よりも高い成長性!
マザーズとは?
マザーズは、東京証券取引所が運営しているベンチャー企業向けの市場で、業種の殆どが情報通信業やサービス業など、主にIT関連の企業が上場しております。
東証一部や東証二部などと比べ、上場基準は比較的緩く設定されていますが、その分自社の成長性がどれだけ高いか、またその理由を明確に提出しなければなりません。
元々は10年以内に東証一部へ昇格することを目的としたベンチャー企業のために用意された市場だったため、「マザーズに上場する=将来的には東証一部へ昇格する」というアピールにも繋がることになります。
結果的に非常に期待性の高い企業ばかりが揃う市場になるため、多くの投資家から注目を集めています。
ジャスダックとの違い
ジャスダックは日本で最初に作られたベンチャー向けの市場で、とても長い歴史を持ちます。
マザーズと違い、成績重視の「スタンダード」と将来性重視の「グロース」の二部構成でできており、東証一部への昇格義務はありません。
企業が希望しない限り、利益さえしっかりと取っていれば永遠に居続ける事ができるのもマザーズとは大きく異なります。
とにかく一刻も早く東証一部へ昇格しようとする「高い成長性」を持つ企業の殆どがマザーズへと流れるため、マザーズ市場は多くの投資家から注目を集めています。
過去にテンバガーを記録した大化け銘柄
やはり投資家なら誰でも一度はテンバガーを体験してみたいですよね。
テンバガーとは、株価が10倍以上に跳ね上がった、大化け銘柄のことを言います。
では実際にマザーズ市場でどの様なテンバガー銘柄が誕生したのか…。
過去5年以内でテンバガーを達成した銘柄の一部をご紹介します。
【6184】鎌倉新書
倍率:11倍
期間:2016年2月12日~2018年3月19日
業種:葬儀、仏壇、お墓を中心としたポータルサイトを運営。月刊誌の「仏事」を出版している。
【6050】イー・ガーディアン
倍率:35倍
期間:2014年5月21日~2018年3月16日
業種:SNSの投稿目視監視の他、ゲーム利用者の問い合わせ対応代行が主力。
【3186】ネクステージ
倍率:20倍
期間:2013年12月25日~2018年3月13日
業種:中古車販売の大手で、東海地盤から全国に向けて車種別の専門店を展開。
【3902】メディカル・データ・ビジョン
倍率:17倍
期間:2015年8月25日~2018年3月9日
業種:医療機関、製薬向けに医療・医薬品データのネットワーク化と利活用の両サービスを提供。
【6080】M&Aキャピタルパートナーズ
倍率:16倍
期間:2014年3月27日~2018年1月29日
業種:独立系の中小企業向けM&A仲介会社。事業承継案件が強み。
【2884】ヨシムラ・フード・ホールディングス
倍率:15倍
期間:2016年6月7日~2018年1月23日
業種:食料品・製造販売など、複数の中小食品企業の株を保有。M&Aに積極的。
【3415】TOKYO BASE
倍率:19倍
期間:2016年2月15日~2017年8月16日
業種:衣料品のセレクトショップ「STUDIOS」と、独自ブランドである「UNITEDTOKYO」を展開している。
【6619】ダブル・スコープ
倍率:23倍
期間:2013年4月2日~2016年5月13日
業種:リチウムイオン電池セパレーター専業メーカー。韓国で生産し、中国を中心に世界に販売している。
【3328】BEENOS
倍率:21倍
期間:2014年5月22日~2015年2月13日
業種:越境EC事業が主力で、ネット宅配買い取りや海外発送代行などの事業を展開。
【3668】コロプラ
倍率:17倍
期間:2013年2月14日~2014年8月12日
業種:ガラケーの位置情報ゲームからスマホゲームへ参入。急激な速度で成長し、海外展開も行っている。
過去にテンバガーを達成した銘柄の中には、上場廃止前にマネーゲーム化されたり、仕手等の株価操作によってテンバガー化する事もありました。
ですが好決算発表やサプライズによって、多くの投資家に衝撃を与えたときに大化けする事が殆どです。
その後もしっかりと企業の成長性が見られれば『ここはまだまだ伸びるぞ!』と、企業の成長性を買われれば更に買いが入り、テンバガー銘柄が誕生するわけです。
実際にテンバガー候補を見つけるには
では実際にマザーズ市場でテンバガー銘柄を探すには、どのような銘柄に目を付けたら良いかを紹介していきます。
ポイント1 低位株であること
低位株とは、1株500円以下の銘柄のことを指します。
低位株であれば少しの株価変動でも変動率は大きく変わるため、投資家に与える印象もその分大きくなります。
例えば、株価5,000円の銘柄が5,100円になっても上昇率はたったの2%ですが、株価500円の銘柄が600円になった場合の上昇率は20%。
同じ+100円でも、株価500円の銘柄と株価5,000円の銘柄では、その差なんと10倍!
変動率の高い低位株だからこそ、テンバガーが生まれ易いのです。
ポイント2 一部昇格基準を満せるかを予測
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マザーズには成長性の高い企業が多く眠っていますが、その中でも実績を伴い東証一部に昇格した銘柄は投資家にとっても買い材料となります。
2015年から現在までに約99もの銘柄が一部昇格していますが、その内26銘柄がテンバガーを達成しました。
※「マザーズ市場で誕生したテンバガー」で紹介した銘柄は全て、元々はマザーズから東証一部に昇格した銘柄です。
更にその26銘柄の内、19銘柄が一部昇格後にテンバガーを達成している所をみると、企業の成長性が見てとれる銘柄には、継続して資金が入りやすい傾向にあることが分かります。
東証一部へ昇格する為にはある程度基準をクリアする必要があるため、気になる銘柄を見つけたら最低でも「株主数」「時価総額」「利益の額」「直近5年間のコンプライアンス遵守」の4つも一緒に調べておくことをおすすめします。
過信と油断は厳禁!
マザーズがいくら成長性の高い銘柄が多いからといって、必ずしも全ての銘柄が安全という訳ではありません。
変動率が大きいという事は、株価が下がる時はとことん下がってしまうため、失う資金も比例して大きくなってしまいます。
あまりにもボラティリティが激しい銘柄の場合は精神的な負担も大きく、正しい判断が出来なくなってしまう可能性があります。
投資をする前には、必ず最初の内で利確と損切りのルールをしっかりと決めておきましょう。
また、殆ど売買が行われていない様な、マイナー過ぎる銘柄に投資をする事も危険です。
あまりにも流動性が低い銘柄の場合、売りたくても買い手不足で売れず、ただただ損失を拡大してしまうだけとなってしまいます。
最悪の場合、『塩漬けにしていたら上場廃止で全てが紙くずに…』なんてことになりかねません。
比較的安心安全にテンバガーを狙うのなら、集中投資ではなく分散投資を心がけ、流動性の高い銘柄を選ぶようにしましょう。
最後に…
これまで、マザーズ市場は数多くのテンバガー銘柄を排出してきました。
元々が一部昇格を前提にした市場でもあるため、今でも将来性の高い銘柄が数多く上場しています。
場合によっては、テンバガーを形成するまで長くて1年~5年ほど掛かることもありますが、上手く波に乗れば、瞬く間に資金倍増が狙えます。
有力候補が盛り沢山のマザーズ市場。
今回紹介した特徴や投資方法を、今後の投資に是非役立てていただければ幸いです。